髙橋遥人 妻と歩んだ1025日ぶりの勝利、愛と感動の復活劇

阪神タイガースの左腕、髙橋遥人投手(28)が、1025日ぶりの勝利で劇的な復活を果たしました。8月11日、京セラドーム大阪での広島東洋カープ戦。5回4安打無失点の好投で、チームの4-0の勝利に貢献した髙橋投手の背後には、妻・はる菜さん(29)の献身的な支えがありました。

小学校からの同級生で、高校時代は野球部の選手とマネージャーだった二人。2022年8月の結婚直後、髙橋投手は左肘のトミー・ジョン手術を受けることに。はる菜さんは関西への引っ越し直後にもかかわらず、食事の準備や病院への送迎など、細やかな気遣いで夫の復帰を支え続けました。

「結果よりも頑張ってくれたら、それで十分」。現地で見守った妻の言葉には、長い闘病生活を共に乗り越えてきた夫婦の絆が感じられます。

髙橋投手の特徴はキレのあるストレートと鋭く変化するスライダーとカットボールが特徴で、並み居る強打者から三振を取る姿は圧巻です。

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幼なじみから人生のパートナーへ

髙橋投手とはる菜さんの縁は深く、二人は小学校からの同級生でした。高校時代には野球部の選手とマネージャーという関係を経て、社会人になってから交際をスタート。2022年8月に結婚し、翌年2月には待望の長女が誕生しています。

はる菜さんは、髙橋投手の1009日ぶりの1軍公式戦登板を現地で見守りました。「やっと1軍で見られる」というワクワク感を抱えながら、スタンドから夫の勇姿を見つめる彼女の姿には、長い闘病生活を共に乗り越えてきた喜びが溢れていました。

引用:ディリースポーツ(https://www.daily.co.jp/tigers/2024/08/11/0017998537.shtml)

苦難の日々を共に

2022年、結婚直後に髙橋投手は左肘のトミー・ジョン手術を受けることになります。はる菜さんは関西に引っ越してきた直後でしたが、献身的に夫をサポート。食事の準備や病院への送迎など、細やかな気遣いで髙橋投手の復帰への道のりを支え続けました。

「結果よりも頑張ってくれたら、それで十分」と語るはる菜さん。夫の復帰までの過程を間近で見てきただけに、1軍マウンドに立つ姿を見られただけで感無量だったといいます。

互いを支え合う二人の絆

髙橋投手は手術後、左肩の手術も経験。しかし、1軍復帰という目標があったからこそ、家では落ち込んだり不安な様子を見せることはありませんでした。それでも、時に「本当に良くなるのかな」と弱音を吐くこともあったといいます。

そんな時、はる菜さんの存在が大きな支えとなりました。「私は考え込まないタイプで、逆に主人は考え込むタイプ。性格が正反対なので私まで考え込むと、良くないのでそういう雰囲気には気をつけていました」と、はる菜さんは夫の精神面でのサポートに努めたそうです。

家族の絆、復活の原動力に

2023年2月に誕生した長女の存在も、髙橋投手にとって大きな励みとなりました。「ずっと『かわいい、かわいい』と言っています。癒やしになっているんでしょうね」とはる菜さんは微笑みます。休日には娘と一緒にお昼寝をしたり、家族で外出を楽しんだりと、充実した時間を過ごしているようです。

髙橋投手は車でのドライブを好み、休日には家族で遠出することも。「長女が生まれてからは長時間の移動は難しくなりましたが、休みのたびに今でも片道1時間半とか運転していろんな所へ連れて行ってくれます」と、はる菜さんは夫の優しさを語ります。

野球への情熱、変わらぬ愛

はる菜さんは、髙橋投手との結婚後、一度も夫の公式戦での投球を見たことがありませんでした。それだけに、今回の1軍復帰は特別な意味を持ちます。「これからは野球でも、たくさんの思い出をつくってもらいたい」と、はる菜さんは夫の今後の活躍に大きな期待を寄せています。

髙橋投手も「22年に一緒に住み始めてすぐに手術もした。1軍どころか、まだ試合で投げたこともない。まずは試合で投げるところを見せたい」と、妻への思いを語ります。

新たな挑戦へ

いかがでしたでしょうか、復活を果たした髙橋投手ですが、チームは世代交代が進み、来季は7年目を迎えます。「本当は引っ張っていかないといけない年齢ですけど、野球で結果を残さないと発言力もない」と、さらなる高みを目指して髙橋投手もあつく語っており、今後益々期待が高まります。

また髙橋投手の言葉には、愛する家族とファンへの思いが込められているようにも感じました。

妻・はる菜さんの献身的な支えと、家族の絆に支えられ、髙橋遥人投手の新たな挑戦が始まろうとしています。1025日ぶりの勝利は、彼らの愛と忍耐の結晶であり、これからの輝かしい未来への第一歩なのです。阪神タイガースのファンはもちろん、野球ファン全体が、髙橋投手の今後の活躍を心から期待しています。

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