40-40目前の大谷翔平、ヌートバーの前で38号を披露も8月苦戦で気になるコンディション

LAドジャースの大谷翔平選手が、セントルイス・カージナルスとの試合で38号ホームランを放ち、史上6人目の40-40(ホームラン40本、盗塁40個)達成まであと一歩に迫った。しかし、8月に入ってからの調子に課題を抱えている様子も見られる。

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大谷翔平、カージナルス戦での活躍

17日(日本時間18日)のカージナルス戦で、大谷選手は「1番・指名打者」としてフル出場。3打数1安打1本塁打2盗塁の活躍を見せた。

  • 1回:四球で出塁し、36個目の盗塁
  • 3回:振り逃げ三振で出塁し、37個目の盗塁
  • 5回:右翼へ38号ソロホームラン

この38号ホームランにより、大谷選手はメジャーリーグ通算209本塁打を記録。全30球団からホームランを放った偉業も達成した。

40-40達成への期待と課題

大谷選手は現在、ホームラン38本、盗塁37個を記録している。チーム124試合目での38本塁打37盗塁は、2006年のアルフォンソ・ソリアーノの記録(147試合)を上回るペースだ。史上6人目となる40-40達成、さらには前代未聞の45-45や50-50への期待も高まっている。

1988年のカンセコ、1996年のバリー・ボンズ、2006年のソリアーノは、40本目のホームランを打った後、40盗塁目を記録し、40-40を達成した。1998年のアレックス・ロドリゲスと昨シーズンのロナルド・アクーニャJr.(アトランタ・ブレーブス)は、3人と順序が逆。40盗塁が先、40本塁打が後だ。

 アクーニャJr.は、オールスター・ブレイクを迎える前に、40盗塁に到達した。前半を終えた時点では、21本塁打と41盗塁。後半に入ってから、20本のホームランを打ち、32盗塁を記録した。

引用:https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/8da47ad1ed89e53ac93b930c57261a939c9b7d67

しかし、8月に入ってからの大谷選手の調子には陰りが見られる。月間打率は.172と苦しんでおり、本人も状態の悪さを認めている。

大谷選手の心境

試合後のインタビューで、大谷選手は次のようにコメントした:

「甘い変化球でしたけど、結果的にホームランになってくれてよかった反面、ほかの打席はもうちょっといいクオリティーの打席にしたいなと思います。(調子が上がらない要因は)スイングというか、構えだとは思う。攻め方自体が大きく変わっているわけではない。基本的にストライクに来たどんな球種でも、ストライクに来たボールは打てるボールだと思っている。自分が打ったと思っているのが、空振りとかファウルになっている状態があまりよくないなと思いますね」

この発言から、大谷選手が自身の打撃フォームに課題を感じていることがうかがえる。

注目のスパイク

この試合で大谷選手は、愛犬デコピンがデザインされたスパイクを履いて出場。2度の盗塁成功で、そのスピードの速さを印象づけた。

今後の展望

大谷選手の40-40達成への挑戦は、残りのシーズンで最大の注目点の一つとなるだろう。しかし、8月の不調を如何に克服するかも大きな課題となる。

本塁打王争いでは、リーグ2位のオズナ(ブレーブス)に2本差をつけており、こちらの争いも目が離せない。

ファンと球界の期待を一身に背負う大谷翔平選手。彼の挑戦は、まさに野球の新たな歴史を刻む瞬間となりそうだ。残りのシーズンで、大谷選手が如何にして調子を取り戻し、新たな記録に挑むのか。その姿に、世界中の野球ファンの視線が注がれている。

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