【9.11更新】NewJeans事務所騒動で今何が起きているの?直面している問題とその影響は?

韓国の人気ガールズグループNewJeansの所属事務所ADORで、突如として代表取締役の解任騒動が勃発しました。この出来事は、K-POP業界に大きな衝撃を与えています。本記事では、この騒動の詳細と、NewJeansの活動や楽曲への影響、そしてファンの反応について今回は考察していきたいと思います。

目次

事務所騒動の経緯:突然の代表取締役解任

騒動の発端

2024年8月27日、ADORの取締役会は突如、ミン・ヒジン代表取締役を解任し、HYBEの最高人事責任者であるキム・ジュヨン氏を新たな代表取締役に選任したと発表しました。この決定は、業界関係者やファンに大きな衝撃を与えました。

解任の背景

  • 5月末:親会社HYBEがミン氏の解任に関する臨時株主総会を開催しようとするも、裁判所が阻止
  • その後:HYBEがミン氏との株主間契約の解除を通知し、裁判所に訴訟を提起
  • 8月27日:ADORの取締役会でミン氏の解任を決定

騒動による影響:NewJeansの活動と楽曲への懸念

この騒動は、NewJeansの活動や既存の楽曲に大きな影響を与えています。特に、ミュージックビデオ(MV)の削除問題が浮上し、ファンの間で大きな懸念が広がっています。

楽曲への影響

ファンの間では、グループの代表曲「Ditto」が削除される可能性への懸念が広がっています。あるファンはSNSで次のように投稿

“NewJeansの世界観を1番感じれるDittoを消してほんとにどうすんの?”

MVディレクターの声明:コンテンツ削除要請と協力関係の終了

NewJeansの人気曲「ETA」と「Ditto」のMVディレクターが、衝撃的な声明を発表しました。その内容は以下の通りです:

「ADORからのコンテンツ削除要請により、Dolphiners Filmがアップロードしたすべての NewJeans関連のミュージックビデオおよび関連動画、さらに今後アップロード予定だった動画も公開できなくなりました。Dolphiners FilmとBan Heesooのユーチューブチャンネルは主にポートフォリオのアーカイブとして運営されており、一銭の収益も生み出していません。これらの動画やチャンネルは、ファンのために良い作品を制作するという自発的な意図で作られたものであり、Dolphiners Filmは利益を得ていません。しかし、ADORの方針変更に従い、すべての動画が削除され、公開できなくなります。

本日をもって、Dolphiners FilmとADORの協力関係は不可能になったようです。将来NewJeansのメンバーと一緒に取り組む約束をしていたプロジェクトもありましたが、残念ながらそれらの約束を果たすことができません。」

この声明は、騒動がNewJeansの創作活動に直接的な影響を与えていることを示しています。ファンに愛されてきたMVが削除される可能性が高まり、今後の作品制作にも影響が及ぶことが懸念されます。

ファンの反応と懸念

さらに、MVの削除に関する情報も出回っています。

この新たな展開を受け、ファンの間では更なる不安と失望の声が広がっています。SNS上では以下のような反応が見られます:

「NewJeansの魅力的なMVが見られなくなるなんて信じられない」 「アーティストとファンの架け橋となっていた作品が失われるのは本当に悲しい」 「新しい経営陣は本当にグループのことを考えているのか疑問」

これらの声は、ファンがNewJeansの音楽だけでなく、ビジュアル作品にも強い愛着を持っていることを示しています。

この状況は、グループの既存作品が失われる可能性を示唆しており、ファンの不安を煽っています。

制作体制への影響

新体制による変更も、ファンの懸念材料となっています。

【速報】ADORキム新代表(48)、NewJeansの’Ditto’、’OMG’、’Cool With You’、’ETA’等のMVを製作したシン・ウソク監督(42)に自身のWEBサイトに掲載している今まで製作したNJのコンテンツを全て削除するように要請。実質、シン監督と取引終了。

この情報は、NewJeansの代表作を手がけたMV制作者との関係悪化を示唆しており、今後のグループの作品のクオリティに影響を与える可能性があります。

メンバーへの影響:HANNIの心情吐露

騒動はグループメンバーにも影響を与えています。HANNIのオリジナル楽曲に関する投稿が注目を集めています。

“@NewJeans_ADOR’s HANNI wrote this original song during the ADOR v HYBE situation. ‘I was also struggling at the time, and I wanted to comfort everyone and get rid of all my heartache.'”

この投稿は、騒動中にHANNIが自身の苦悩とファンへの慰めの気持ちを込めて楽曲を作ったことを明かしており、メンバーたちも騒動に心を痛めていることがうかがえます。

ファンの反応:抗議活動の広がり

この騒動に対し、ファンたちは積極的に声を上げています。

ハッシュタグキャンペーン

日本のファンコミュニティでは以下のような呼びかけが行われています。

“HYBE及び新体制ADORのNewJeansに対する妨害に強く抗議します。日本のバニーズの皆様ハッシュタグの投稿、拡散に是非ご協力ください。#HYBEによるNewjeansへの妨害に抗議します”

国際的な反応

韓国語と英語の投稿が見られることから、この問題が国際的な注目を集めていることがわかります。

韓国語の投稿: “변경된 어도어 이사회(김주영 대표이사, 이도경, 이경준, 김학자) 및 하이브는 뉴진스가 지금까지 걸어온 길을 훼손하거나 앞으로의 활동을 방해하는 행위를 멈추기를 촉구합니다.”

(訳:変更されたADOR取締役会およびHYBEに、NewJeansがこれまで歩んできた道を損なったり、今後の活動を妨害する行為を止めるよう促します。)

今後の展望:騒動の行方とNewJeansの未来

この騒動の影響は、当初の予想を超えて深刻化しています。今後の展開として、以下のような可能性が考えられます。

  1. 法的な争いの激化:コンテンツ削除要請を巡り、新たな法的問題が発生する可能性
  2. ファンの抗議活動の拡大:MVの削除に反対する大規模なキャンペーンの展開
  3. グループの活動への直接的影響:新曲のリリースや活動計画の変更

NewJeansの今後の活動と、グループの独自性を保つことができるかが大きな焦点となっています。ば、早期の問題解決が望まれますが、事態の推移を注視する必要があります。

シン・ウソク監督がADORに反論

・ETAのDirector’s Cutのアップロードについての合意を今日再確認した。

・ETAのDirector’s Cutのアップロードは合意のもと行われたが、現在のADOR経営陣は無断で投稿されたと虚偽の主張。

・ADORからNewJeansの動画は第三者のチャンネルには投稿できないと言われ、月曜朝までに動画を削除しなければ法的通知を送り、違約金として業務代金の2倍を請求すると脅迫された。

・(ADORはヒスのチャンネルの動画の削除請求はしていないと声明で応じているが)常識的に考えて、自分の作品を自ら消してしまう監督など世の中にいない(=ADORからの削除請求により動画を削除することになった。)

・現ADORの不当な要求により動画を削除することになった。

9/11時点での新展開:NewJeansメンバーが緊急生配信で声明

NewJeans所属事務所ADORの騒動は、グループメンバーの直接的な声明により、新たな局面を迎えました。9月11日夜、以下のような衝撃的な展開がありました。

  1. NewJeansの緊急生配信: メンバー5人が「nwjns」というYouTubeチャンネルで「NewJeansが言いたいこと」と題した緊急生配信を実施。ミン・ヒジン元代表の解任に対する不満と、代表復帰の要求を明確に表明しました。
  2. メンバーの主張:
    • ミン・ヒジン元代表の解任をメディアで知り、大きな衝撃を受けたこと。
    • 新経営陣の下では、これまでの作品やグループのカラーまでも失う可能性があると懸念。
    • シン・ウソク監督との対立など、新経営陣の対応に強い不満。
    • バン・シヒョク議長とHYBEに対し、25日までにADORを元の状態に戻すよう要求。
  3. 反響と影響: 生配信の視聴者数は6万人を超え、ファンや業界関係者に大きな衝撃を与えました。この声明により、騒動は新たな段階に入り、HYBEやADOR新経営陣の対応が注目されています。

この予想外の展開により、騒動の行方は更に不透明になりました。NewJeansメンバーの強い意思表示は、ファンの支持を集める一方で、事態の収束を困難にする可能性もあります。今後、HYBEやADOR新経営陣がどのように対応するか、業界全体が注目しています。

まとめ:注目される韓国エンターテインメント界の転換点

NewJeans事務所騒動は、単なる一企業の内紛にとどまらず、韓国エンターテインメント業界全体に大きな影響を与える可能性のある事件です。グループの活動や楽曲への影響、ファンの反応、そして業界構造の問題点など、多くの観点から注目されています。

この騒動を通じて、K-POP業界の課題が浮き彫りになった面もあります。アーティストの権利保護や、大手企業と制作者の適切な関係性構築など、業界全体で考えるべき問題も多いでしょう。NewJeansのさらなる飛躍と、K-POP業界の健全な発展のためにも、この問題の早期解決と適切な対応が求められると思います。最後までお読みいただきありがとうございます。

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